「SBI SCHDの配当金って出なかったの?」
「SBI SCHDの初回決算で分配金がゼロだったのはなぜ?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。米国高配当ETFのSCHDに投資するSBI SCHDが注目を集める中、2025年3月の初回決算で配当金が出なかったことに驚いた投資家も多いでしょう。

配当金を期待して投資したのに、初回は分配がないとなると不安になるのも当然です。しかし、これには明確な理由があります。今回は、SBI SCHDの配当金がなかった理由と今後の見通しについて詳しく解説します。なぜ初回決算で配当が出なかったのか、いつから配当が始まるのか、その仕組みを理解して投資判断に役立てましょう。
はじめに結論:SBI SCHDの配当がなかった理由はタイミングの問題でした
SBI SCHDの2025年3月の初回決算では配当金が出ませんでした。
これは投資信託に問題があるわけではなく、単にタイミングの問題です。SBI SCHDは2023年12月6日に設定されましたが、初回決算日(2025年3月19日)までの期間に、主要投資対象であるシュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)からの受取配当が見込めなかったためです。
SBIアセットマネジメントの公式発表によれば、この状況はファンド設定当初から予定されていたものであり、最初の分配金は2024年6月の決算時に予定されています。これは原資産であるSCHDの配当サイクル(3月、6月、9月、12月)と、SBI SCHDの設定時期の関係によるものです。
投資信託の配当金は、決算期までに受け取った配当収益を原資として支払われます。SBI SCHDの場合、設定から初回決算までの間にSCHDからの配当を受け取る機会がなかったため、分配原資がなく、結果として配当金を出せなかったのです。
ですから、配当金がなかったからといって心配する必要はありません。これは投資信託の仕組みとスケジュールの問題であり、今後のSBI SCHDの運用成績や収益分配能力に問題があるわけではないのです。次回の決算以降は、SCHDから受け取る配当を原資とした分配金が期待できます。
理由:なぜSBI SCHDと楽天SCHDで配当状況が違うのか
ETFの配当受取りの仕組み
シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)は米国で上場しているETFで、四半期ごと(3月、6月、9月、12月)に配当を出します。日本の投資信託はこのSCHDに投資し、SCHDから受け取った配当を原資として、投資家に分配金を支払うという仕組みです。
重要なポイントは、投資信託がETFから配当を受け取るタイミングと、投資家への分配金支払いのタイミングの関係です。投資信託は一般的に、決算期までに受け取った配当収益を分配の原資とします。つまり、設定から初回決算までの期間にETFからの配当がなければ、分配原資がないため分配金を出せません。
SBI SCHDの配当状況
SBI SCHDは2023年12月6日に設定されました。添付資料によれば、このファンドの初回決算日は2025年3月19日です。SBIアセットマネジメントが2025年3月18日に発表した文書には、はっきりと「本ファンドの設定当初よりプレスリリース等でお知らせいたしましたように、分配は行わないこととさせていただきます」と記載されています。
この理由として、「2024年12月20日の設定以降、初回決算日である2025年3月19日までに、主要投資対象であるETFからの受取配当が見込めないこと」が挙げられています。SCHDの配当サイクルが3月、6月、9月、12月であることを考えると、SBI SCHDが設定された2023年12月6日から初回決算日の2025年3月19日までには、SCHDの12月配当を受け取る機会があったようにも思えます。
しかし、添付資料の投資信託説明書(交付目論見書)を確認すると、SBI SCHDの実際の設定日は2024年12月20日と記載されています。これが「2024年12月20日の設定以降」という文言の意味です。したがって、12月20日から3月19日までの短い期間ではSCHDからの配当を受け取ることができなかったのです。
楽天SCHDの配当状況
比較のために楽天SCHDの状況も見てみましょう。楽天SCHDは2025年2月25日に第1期決算を行い、1万口当たり85円の分配金を発表しました。楽天投信投資顧問の発表では、基準価額(税引前分配金控除後)は10,595円でした。
楽天SCHDの場合、設定から初回決算までの期間にSCHDからの配当を受け取ることができたため、分配金を支払うことが可能だったのです。両ファンドの違いは、主に設定時期と初回決算日のタイミングによるものと考えられます。
具体例:SBI SCHDと楽天SCHDの配当サイクルを理解する
SBI SCHDの今後の配当予定
SBI SCHDは初回決算では分配金がありませんでしたが、2025年6月19日の決算では最初の分配金が予定されています。これは、SCHDの3月の配当を受け取った後の決算となるため、分配原資が確保できる見込みがあるためです。

SBIアセットマネジメントの説明では、「分配金のお支払いは2025年6月19日の決算日以降とすることを想定しておりました」と明記されており、当初からの計画通りの対応であることがわかります。投資信託説明書(交付目論見書)でも、年4回(3月、6月、9月、12月の各19日)に決算を行うと記載されています。

SCHDの配当サイクルが3月、6月、9月、12月であることを考えると、SBI SCHDの決算日(3月19日、6月19日、9月19日、12月19日)は、SCHDの配当支払い後に設定されていることがわかります。これにより、今後はSCHDからの配当を受け取った後に決算を迎えるため、分配金が期待できます。
楽天SCHDの配当実績
参考として楽天SCHDの実績を見てみましょう。楽天SCHDの第1期決算(2025年2月25日)では、1万口当たり85円の分配金が発表されました。添付資料によると、この時点での基準価額(税引前分配金控除後)は10,595円です。

楽天SCHDはSBI SCHDと同じSCHDに投資していますが、決算月が異なります。楽天SCHDは2月、5月、8月、11月の各25日に決算を行います。これもSCHDの配当支払い後に設定されているため、継続的な分配が期待できる仕組みになっています。
楽天投信投資顧問の資料では、「分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配金額を変更する場合や分配を行なわない場合もあります」と説明されています。つまり、分配金は保証されているわけではなく、運用状況によって変動することを理解しておく必要があります。
長期投資家として押さえておくべきポイント
配当金投資において重要なのは、単に分配金の有無だけでなく、トータルリターンの観点から投資を考えることです。SCHDは米国の優良高配当企業に投資するETFであり、配当利回りの高さだけでなく、長期的な値上がり益も期待できる商品です。
SBI SCHDの投資信託説明書によると、「配当等収益の確保および中長期的な値上がり益の獲得を目標として運用を行います」と記載されています。これは、単に配当を受け取るだけでなく、投資先の企業価値の成長による基準価額の上昇も重視していることを意味します。
また、受け取った分配金を再投資することで複利効果を得られることも重要です。特に長期投資においては、この複利効果が大きな違いを生み出します。分配金を再投資するコースを選ぶことで、自動的に複利運用できるメリットがあります。
まとめ:SCHD関連投資信託で始める配当金投資の第一歩
SBI SCHDの初回決算で配当金がなかったのは、設定時期と原資産(SCHD)の配当サイクルが合わなかったためです。これは一時的な現象であり、2024年6月の決算からは分配金が始まる予定です。ですから、単に「配当金がない」と不安に思うのではなく、投資信託の仕組みを理解して冷静に判断することが大切です。
SBI SCHDと楽天SCHDは同じSCHDに投資する商品ですが、設定時期や決算期の違いによって、配当金の支払いタイミングが異なります。SBI SCHDは3月、6月、9月、12月の各19日に決算を行い、楽天SCHDは2月、5月、8月、11月の各25日に決算を行います。どちらも、SCHDの配当支払い後に決算日が設定されているため、今後は継続的な分配が期待できます。
高配当投資の魅力は、インカムゲイン(配当収入)とキャピタルゲイン(値上がり益)の両方を狙える点にあります。特にSCHDは厳選された米国の高配当企業に投資するETFであり、安定した配当と長期的な成長が期待できます。SBI SCHDの初回配当がなかったからといって、この商品の魅力が損なわれるわけではありません。
配当金投資を始めるなら、短期的な分配金の有無よりも、長期的な視点で商品の特性や運用方針を理解することが重要です。SBI SCHDは、次回の2024年6月19日の決算で初めての分配金が期待されています。分配金を受け取る喜びを感じながら、長期的な資産形成を目指していきましょう。
最後に、投資信託の分配金は保証されたものではなく、市場環境や運用状況によって変動することを理解しておきましょう。また、分配金には「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」があり、税金の取扱いも異なります。自分の投資スタイルに合った商品選びと、適切な知識を持って投資に臨むことが成功への近道です。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。
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