近年、オンライン証券会社の口座を狙ったフィッシング詐欺が急増しています。あなたの大切な資産を守るために、今こそセキュリティ対策を見直すべき時です。
フィッシング詐欺とは、正規の企業を装ったメールやウェブサイトを通じて、ユーザー名やパスワードなどの個人情報を騙し取る手法です。SBI証券でも、公式サイトを模倣した偽サイトやメールが確認されており、お客様の資産が危険にさらされています。
実際にSBI証券が公表している情報によると、「SBI証券を不正に装い、お客さまの認証情報(ユーザーネーム・ログインパスワード・取引パスワード等)をだまし取るメールやフィッシングサイト(偽サイト)、フィッシングアプリ(偽アプリ)が発信されている」との報告が寄せられています。

このような状況は、SBI証券だけでなく楽天証券など他の証券会社でも発生しており、2025年3月21日には楽天証券をターゲットにした大規模なフィッシング詐欺が発生したというニュースも報じられました。
この記事では、あなたの証券口座を守るための具体的な対策として、SBI証券でのパスワード変更方法や二段階認証の設定方法を詳しく解説します。また、フィッシング詐欺の見分け方や、パスワードマネージャーを活用した安全な管理方法についても紹介します。
これらの対策を実践することで、あなたの大切な資産を守り、安心して投資活動を続けることができるでしょう。セキュリティ対策は面倒だと感じるかもしれませんが、資産を守るための「保険」と考えて、ぜひ最後までお読みください。
証券口座のパスワード変更が今、緊急に必要な理由
楽天証券フィッシング詐欺事件(2025年3月21日)の概要
2025年3月21日、楽天証券の利用者を中心に深刻な不正アクセス被害が報告されました。この事件は従来型のフィッシングメール大量送信ではなく、より巧妙で被害が深刻な手口が用いられていました。
具体的な被害事例として、ある30代男性のケースが報告されています。この男性が楽天証券の口座を確認したところ、自分が保有していたはずの国内株式がすべて売却されており、その資金で中国株が大量に購入されていました。男性は状況を理解できずに即座に売却しましたが、結果として約210万円の損失が発生してしまいました。
また、別の50代男性のケースでは、10年前から投資信託の積立を行っているだけで、あまり口座にアクセスしていなかったところ、知らない間に中国株を約320万円分購入されるという被害に遭っています。
これらの事例は、フィッシング詐欺の手口がより高度化し、単にログイン情報を盗むだけでなく、盗んだアカウントを使って具体的な取引を行い、大きな金銭的被害をもたらすようになっていることを示しています。
SBI証券も標的になる可能性と予防策の重要性
楽天証券で発生したこのような不正アクセス被害は、SBI証券など他の証券会社でも十分に起こりうるものです。実際にSBI証券も公式サイトで「SBI証券を装ったフィッシングメール等にご注意ください」と警告を発しています。
SBI証券は国内最大手のオンライン証券会社であるため、多くの顧客を抱えており、犯罪者にとって魅力的なターゲットとなっています。証券口座には高額な資産が預けられていることが多いため、不正アクセスによる被害額は非常に大きくなる可能性があります。
楽天証券の事例から学べる重要な教訓は、普段あまり確認しない口座でも定期的にチェックする必要があるということです。上記の50代男性のように、長期間アクセスしていない口座は、不正アクセスに気づくのが遅れ、被害が拡大する恐れがあります。
予防策として最も重要なのは、定期的なパスワード変更と二段階認証の設定です。これらの対策を施すことで、万が一ログイン情報が漏洩しても、不正アクセスを防止することができます。また、定期的に口座の取引履歴を確認することも、早期に不審な取引を発見するために重要です。
フィッシングメールの巧妙化と見分け方
近年のフィッシング詐欺は非常に巧妙化しており、単純なメール大量送信だけでなく、標的型攻撃やSNSを通じた手口など、多様化しています。SBI証券が公開している不審メールの例を見ると、ロゴや書式が本物そっくりに作られており、メール本文も「口座が一時的に制限されている」「不正アクセスの可能性」といった不安を煽る内容になっています。
フィッシングメールを見分けるポイントは以下の通りです:
- 送信元アドレスの確認: SBI証券からの正規のメールは「info@sbisec.co.jp」から送信されます。それ以外のドメインからのメールは疑いましょう。
- URLの確認: メール内のリンクにカーソルを合わせると、実際のリンク先が表示されます。SBI証券の正規サイトは「sbisec.co.jp」というドメインを使用しています。それ以外のドメインの場合は、フィッシングサイトの可能性が高いです。
- 個人情報の要求: 正規の金融機関がメール内でパスワードや暗証番号の入力を求めることはありません。
- 脅迫的な文言: 「すぐに対応しないとアカウントが停止される」などの緊急性を煽る表現が含まれている場合は注意が必要です。
- 不自然な日本語: 文法の誤りや不自然な日本語表現がある場合は、フィッシングメールの可能性があります。
SBI証券のサイトでは、実際のフィッシングメールの例が公開されており、「掲載されているリンク先がSBI証券のドメイン(sbisec.co.jp)ではない」「ブラウザのURLバーに記載されているドメインがSBI証券のドメイン(sbisec.co.jp)ではない」などの特徴が指摘されています。


楽天証券の事例のように、不正アクセスによる被害は発見が遅れるほど深刻化します。定期的に口座状況を確認し、少しでも不審な点があれば、すぐにSBI証券のカスタマーセンターに連絡することが重要です。また、不審なメールを受け取った場合は、リンクをクリックせず、ブラウザで直接SBI証券の公式サイトにアクセスしましょう。
フィッシング詐欺の手口は日々進化しているため、常に最新の情報を入手し、警戒心を持つことが大切です。定期的なパスワード変更と二段階認証の設定は、こうした脅威から身を守るための基本的な対策となります。
あなたの資産を守る強固なパスワードの条件
パスワード解析にかかる時間を知る
パスワードがどれだけ安全かを考える上で、サイバー犯罪者がパスワードを解析するのにかかる時間を知ることは非常に重要です。Keeper Securityが公開しているデータによると、パスワードの安全性は文字数と複雑さによって大きく変わります。
サイバー犯罪者がパスワードを解析するのは、早いものでほんの数秒、8-10文字程度の単純なパスワードであれば、1日で解析されてパスワードをハッキングされてしまうケースもあります。
下記の表は、パスワードの文字数と使用する文字の種類による解析所要時間の違いを示しています

この表が示すように、12文字以上で大文字、数字、小文字、記号を混ぜるだけで、サイバー犯罪者が解析するのに34,000年以上かかるほど強力なものになります。
安全なパスワードに必要な長さと複雑さ
強力なパスワードを作成するためには、以下の条件を満たすことが重要です:
- 長さ: 最低でも16文字以上が推奨されています。パスワードが長ければ長いほど、解析されにくくなります。
- 複雑さ: 以下の4種類の文字をすべて含めることが理想的です。
- 大文字(A-Z)
- 小文字(a-z)
- 数字(0-9)
- 特殊記号(!@#$%^&*など)
- 予測不可能性: 辞書に載っている単語や個人情報に関連する単語は避けましょう。
- ユニーク性: 異なるサービスで同じパスワードを使いまわさないことが重要です。
SBI証券のようなオンライン証券サービスでは、あなたの資産を直接管理するため、特に強固なパスワードが必要です。最低でも16文字以上の、大文字、小文字、数字、記号をすべて含む複雑なパスワードを設定しましょう。
絶対に避けるべきパスワードの例
以下のようなパスワードは、簡単に解析される可能性が高いため、絶対に避けるべきです:
- 連番や繰り返し: 「12345」「aaaaa」などの単純なパターン
- 個人情報: 「tanaka1985」(名前+生年)のように個人情報を含むもの
- 辞書単語: 「password」「welcome」などの一般的な単語
- キーボード配列: 「qwerty」「asdfgh」などのキーボード上で隣接する文字
- 人気のあるキャラクターや映画: 「starwars123」などの人気コンテンツに関連するもの
- SBI証券に関連する単語: 「sbisec」「sbipass」などのサービス名を含むもの
このようなパスワードは、サイバー犯罪者が最初に試すパスワードリストに含まれていることが多いため、即座に解析される可能性があります。
定期的なパスワード変更の重要性と推奨頻度
パスワードを定期的に変更することは、セキュリティを強化するための重要な習慣です。特に、証券口座などの重要なアカウントでは、定期的なパスワード変更が推奨されています。
パスワード変更の推奨頻度:
- 重要なアカウント(証券口座、銀行口座など): 3ヶ月ごと
- 一般的なアカウント: 6ヶ月ごと
- 二段階認証を設定している場合: 6ヶ月~1年ごと
また、以下のような状況では、すぐにパスワードを変更することをお勧めします:
- 不審なログインや取引履歴を発見した場合
- パスワードを他者と共有した場合
- 公共のコンピュータでログインした場合
- データ漏洩が報告されたサービスを利用している場合
- マルウェアやウイルス感染の疑いがある場合
SBI証券のパスワードを変更する際は、前回使用したパスワードとは大きく異なるものを選ぶことが重要です。単に1文字だけ変更するのではなく、完全に新しいパスワードを作成しましょう。
定期的なパスワード変更と強固なパスワードの使用は、オンライン詐欺からあなたの資産を守るための基本的な対策です。次の章では、SBI証券での具体的なパスワード変更手順を解説します。
SBI証券での具体的なパスワード変更手順
SBI証券の公式サイトへの安全なアクセス方法
SBI証券の公式サイトに安全にアクセスするためには、以下の方法を推奨します:
- ブックマークを利用する: SBI証券の正規サイト(https://www.sbisec.co.jp)をブラウザのお気に入りやブックマークに登録しておき、アクセスする際はそこから開くようにします。これにより、誤ったURLやフィッシングサイトへのアクセスを防ぐことができます。
- URLを直接入力する: アドレスバーに「sbisec.co.jp」と直接入力してアクセスするのも安全な方法です。この際、必ずブラウザのアドレスバーに表示されるURLが「https://」で始まり、「sbisec.co.jp」というドメインであることを確認してください。
- 検索エンジンから慎重にアクセスする: 検索エンジンを利用してSBI証券にアクセスする場合は、検索結果の上位に表示される公式サイトをクリックしてください。ただし、この方法は検索結果に偽サイトが混じっている可能性があるため、クリック前に表示されるURLが正規のものかどうか確認が必要です。
- セキュリティ警告に注意する: ブラウザが「安全ではない接続」という警告を表示した場合は、そのサイトにアクセスせず、別の方法で公式サイトにアクセスし直してください。
ログインからパスワード変更画面への移動方法
SBI証券でパスワードを変更するための手順は以下の通りです
1.ログイン:

- SBI証券の公式サイトにアクセスし、ユーザーネームとパスワードを入力してログインします。
- ログイン後、ホーム画面が表示されます。
2.お客様情報設定・変更へアクセス

画面上部または右上の「口座管理」ボタンをクリックします。
表示されるメニューから「お客様情報設定・変更」を選択します。
3.パスワード変更画面へ移動:

「お客様情報設定・変更」ページで、「ログインパスワード変更」をクリックします。
SBI証券では、「ログインパスワード」と「取引パスワード」の2種類があります。両方のパスワードを定期的に変更することをお勧めします。
取引パスワードを変更する場合は、同ページ内の「取引パスワードの変更」をクリックします。
4.本人確認:

パスワード変更画面では、セキュリティのため、現在のパスワードの入力が求められます。
現在のパスワードを正確に入力して、次の画面に進みます。
新パスワード設定時の注意点とエラー対処法
新しいパスワードを設定する際は、以下の点に注意してください:
- パスワードの条件を満たす:
- SBI証券のパスワード設定には一定の条件があります。通常、以下の条件を満たす必要があります:
- 半角英字(大文字・小文字)と数字を組み合わせる
- 8文字以上(推奨は16文字以上)
- 以前使用したパスワードと同一でない
- ユーザーネームと同一でない
- SBI証券のパスワード設定には一定の条件があります。通常、以下の条件を満たす必要があります:
- 強固なパスワードを作成する:
- 前章で説明した強固なパスワードの条件(長さ、複雑さ、予測不可能性、ユニーク性)を満たすパスワードを設定しましょう。
- 自分だけが覚えられるような要素を含めつつも、他人に推測されにくいものを選びましょう。
- 新パスワードの確認入力:
- 新しいパスワードを入力した後、確認のために同じパスワードをもう一度入力する必要があります。
- 両方の入力が一致していることを確認してから「変更」ボタンをクリックします。
- よくあるエラーと対処法:
- 「パスワードが条件を満たしていません」:大文字、小文字、数字を含め、指定された文字数以上のパスワードを設定してください。
- 「パスワードが一致しません」:確認用のパスワード入力が新パスワードと異なっています。両方同じパスワードを入力してください。
- 「以前と同じパスワードは使用できません」:過去に使用したことのない新しいパスワードを設定してください。
- 「現在のパスワードが違います」:現在使用しているパスワードを正確に入力してください。パスワードを忘れた場合は、パスワードリセット手続きが必要です。
- パスワード変更後の確認:
- パスワード変更が完了したら、一度ログアウトし、新しいパスワードでログインできることを確認してください。
- 新しいパスワードは、パスワードマネージャーなどの安全な方法で保存しておくことをお勧めします。
パスワード変更が完了したら、同様の手順で「取引パスワード」も変更することをお勧めします。ログインパスワードと取引パスワードは異なるものを設定することで、セキュリティをさらに強化できます。
もしパスワード変更中に問題が発生した場合や、パスワードを忘れてしまった場合は、SBI証券のカスタマーサポートに連絡して対応方法を確認してください。
二段階認証で安全性を格段に高める方法
SBI証券の二要素認証サービスの概要
SBI証券では、お客様の資産をより安全に保護するため、「出金時の二要素認証サービス」を提供しています。二要素認証とは、従来のパスワード認証と新たに導入する他の認証方法を組み合わせる認証方法です。これにより、パスワードが漏洩しても第三者によるアカウント不正利用のリスクを大幅に低減できます。
SBI証券の「出金時の二要素認証サービス」の基本情報は以下の通りです:
サービス概要:
- 利用料金: 無料
- 対象操作: 出金指示
- 適用条件: 2025年5月9日(金)夕刻以降は、出金額にかかわらず全ての出金に二要素認証が必須となります(それまでは1日の出金合計額が50万円を超える場合のみ)
- 利用条件: お客様のEメールアドレスを登録したうえで、サービスの設定を行う必要があります
この二要素認証は、PCサイト・スマートフォンサイト・各種スマートフォンアプリからの出金指示すべてが対象となります。SBI証券では、セキュリティ高度化の取り組みの一環として、2022年4月22日より「出金時の二要素認証サービス」を導入し、段階的に適用範囲を拡大しています。
H3:出金時の二要素認証サービスの設定手順
SBI証券の「出金時の二要素認証サービス」を設定するには、以下の手順に従ってください:
Step 1: 設定画面へ遷移する


- SBI証券の公式サイトにログインします。
- ログイン後、「お客さま情報設定・変更」をクリックします。
- 「各種サービス」をクリックします。
- 「出金時の二要素認証サービス」の「変更」をクリックします。
Step 2: 設定に必要な認証を行う
- 設定画面に遷移すると、お客様の登録Eメールアドレスへ認証コードを記載したメールが配信されます。
- 受信したメールに記載の認証コードを「認証コード」欄へ入力し、「変更」をクリックします。
注意点:
- 現在登録しているメールアドレスでメールを受け取れない場合は、まずは受信可能なEメールアドレスを登録し直してください。
- Gmailをご登録いただいているお客様には、当社からのメールが届かない可能性があります。その場合は、他のメールアドレスの追加登録をご検討ください。
- 認証コードが記載されたEメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダも確認してください。
設定が完了すると、申込み直後の出金手続きから二要素認証が有効となります。
認証コードの受け取りと入力方法
「出金時の二要素認証サービス」を設定した後、実際に出金を行う際の手順は以下の通りです:
Step 1: 出金指示を行う
- 出金画面で、出金指示金額を入力します。
- 取引パスワードを入力します。
- 「出金指示確認」をクリックします。
Step 2: 認証コードを受け取る
- 出金指示確認を行うと、お客様の登録Eメールアドレスへメールが送信されます。
- 送信されるメールには認証コードが記載されています。
- SBI証券からのEメールの送信元アドレスは「info@sbisec.co.jp」となります。
Step 3: 認証コードを入力する
- 出金指示確認画面で、受信したメールに記載の認証コードを「認証コード」欄へ入力します。
- 「出金指示」をクリックして出金手続きを完了します。
認証コードに関する注意事項:
- 認証コードの入力を一定回数間違えた場合、認証コードが無効になります。
- 認証コードを発行してから一定時間が経過した場合も、認証コードが無効になります。
- これらの場合、出金手続きを初めからやり直す必要があります。
WEBでの出金が難しい場合は、以下の条件を満たすことで、SBI証券の「注文専用デスク」での出金も可能です:
- 未確認の重要なお知らせ等による出金制限がないこと
- ご登録の電話番号からご連絡いただくこと
- 発信者番号を通知してお電話いただくこと(電話番号の前に186をつけてかける)
二要素認証を設定することで、パスワードが漏洩しても第三者による不正出金を防ぐことができます。特に高額な資産を扱う証券口座では、この追加のセキュリティ層が非常に重要です。SBI証券では2025年5月9日以降は全ての出金に二要素認証が必須となりますので、早めに設定しておくことをお勧めします。
パスワードマネージャーを活用した証券口座の安全管理
パスワードマネージャーのメリットと選び方
パスワードマネージャーは、複雑なパスワードを安全に保存し管理するためのツールです。証券口座のような重要なアカウントを守るうえで、パスワードマネージャーを活用することには多くのメリットがあります。
パスワードマネージャーの主なメリット:
- 強力なパスワード生成: パスワードマネージャーは、解読が困難な複雑なパスワードを自動生成できます。上記で紹介したように、長く複雑なパスワードは解析に何千年もかかる場合があります。
- パスワードの記憶不要: 複数の強力なパスワードをすべて覚える必要がなく、マスターパスワード1つだけを覚えればよいため、記憶の負担を軽減できます。
- 異なるサービスごとの個別パスワード: SBI証券と他のサービスで異なるパスワードを使用することが容易になり、1つのサービスでパスワードが漏洩しても他のアカウントは安全に保たれます。
- 自動入力機能: 多くのパスワードマネージャーは、ウェブサイトやアプリへのログイン情報を自動入力する機能を持っており、利便性が高まります。
- 安全な暗号化: パスワードマネージャーは保存する情報を強力な暗号化で保護するため、セキュリティが向上します。
パスワードマネージャーを選ぶ際のポイント:
- 暗号化技術: AES-256などの強力な暗号化技術を使用しているものを選びましょう。
- デバイス間の同期: PCとスマートフォンなど、複数のデバイス間でパスワードを同期できる機能があると便利です。
- バックアップと復元機能: 万一の場合に備えて、パスワードデータをバックアップして復元できる機能があるかどうか確認しましょう。
- 二段階認証対応: パスワードマネージャー自体も二段階認証で保護できるものが望ましいです。
- 使いやすさ: インターフェースが直感的で使いやすいものを選ぶと継続して利用しやすくなります。
1Passwordの基本的な使い方
1Passwordは、個人や家族、ビジネス向けに設計された人気のパスワードマネージャーです。ここでは、1Passwordの基本的な使い方を紹介します。
1Passwordの導入手順:
- アカウント作成とインストール:
- 1Passwordの公式サイト(https://1password.com)にアクセスし、アカウントを作成します。
- PC、スマートフォン、タブレットなど、使用するデバイスにアプリをインストールします。
- マスターパスワードの設定:
- アカウント作成時に、マスターパスワードを設定します。これは1Passwordのデータにアクセスするための唯一のパスワードになるため、十分に強力で覚えやすいものを選びましょう。
- マスターパスワードを忘れると、保存したデータにアクセスできなくなる可能性があるため、安全な場所に記録しておくことも検討してください。
- ブラウザ拡張機能のインストール:
- Chrome、Firefox、SafariなどのブラウザにはBraveなどのブラウザに1Password拡張機能をインストールすると、ウェブサイトでのログイン情報の自動入力が可能になります。
- 基本的な使い方:
- パスワードの追加:サイトにログインする際、1Passwordが新しいログイン情報を保存するか尋ねてきます。「保存」を選択すると、情報が1Passwordに保存されます。
- パスワードの生成:新しいアカウントを作成する際、1Passwordの強力なパスワード生成機能を使って安全なパスワードを生成できます。
- パスワードの自動入力:保存したサイトを訪れると、1Passwordのアイコンをクリックするだけで、ユーザー名とパスワードを自動入力できます。
- セキュリティ機能の活用:
- Watchtower機能:漏洩したパスワードや弱いパスワード、重複するパスワードを検出し、警告してくれます。
- 二段階認証:1Passwordアカウント自体を二段階認証で保護できます。
詳細は以下の記事も参考にしてみてください。(外部サイトに遷移します)
証券口座情報の安全な保存方法
証券口座情報をパスワードマネージャーに保存する際は、以下のポイントに注意して、より安全に管理しましょう。
証券口座情報をパスワードマネージャーに保存する際のポイント:
- 包括的な情報保存:
- ユーザーID、パスワードだけでなく、口座番号(非表示可能)、カスタマーサポートの電話番号など、関連する情報も一緒に保存しておくと便利です。
- SBI証券のログインパスワードと取引パスワードを区別して保存しましょう。
- セキュリティ強化のための追加設定:
- マスターパスワードに加えて、生体認証(指紋認証やFace IDなど)を有効にすると、セキュリティがさらに向上します。
- 自動ロック機能を短い時間に設定し、デバイスを放置している間に情報が漏洩するリスクを減らしましょう。
- 安全なメモの活用:
- 証券口座に関連する秘密の質問と回答、二段階認証の設定方法など、パスワード以外の重要情報も安全なメモとして保存できます。
- メモは暗号化されているため、紙に書いて保管するよりも安全です。
- 定期的な情報の更新:
- パスワードを変更した際は、必ずパスワードマネージャー内の情報も更新しましょう。
- 定期的にWatchtower機能などを使って、セキュリティ上の問題がないか確認することをお勧めします。
- 緊急アクセスの設定(家族との共有):
- 1Passwordなどの一部のパスワードマネージャーでは、緊急時に信頼できる家族などが情報にアクセスできる「緊急アクセス」機能があります。
- 万が一の事態に備えて、この機能の設定を検討してもよいでしょう。
パスワードマネージャーを活用することで、SBI証券のようなオンライン証券口座の安全性を格段に高めることができます。複雑で長いパスワードを使いながらも、入力の手間を省き、異なるサービスごとに個別のパスワードを設定することが容易になります。
特に、定期的にパスワードを変更する習慣と組み合わせることで、不正アクセスのリスクを大幅に低減できるでしょう。安心して投資活動を続けるためにも、ぜひパスワードマネージャーの導入を検討してください。
まとめ:今日からできる3つのセキュリティ対策
日常的な確認習慣の構築
オンライン証券口座のセキュリティを維持するためには、日常的な確認習慣を身につけることが重要です。以下の習慣を取り入れることで、不正アクセスの早期発見や予防に役立ちます。
日常的に取り入れるべき確認習慣:
- 定期的な取引履歴の確認:
- 少なくとも週に1回は口座にログインし、不審な取引がないか確認しましょう。
- 長期投資が中心で普段アクセスしない方も、最低でも月に1回は確認する習慣をつけましょう。
- 楽天証券の事例のように、長期間確認しないことで被害が拡大するリスクがあります。
- ログイン履歴の確認:
- SBI証券など多くの証券会社では、最終ログイン日時を確認できる機能があります。
- 自分が操作した覚えのないログインがあれば、すぐにパスワード変更と証券会社への連絡を行いましょう。
- メールの定期確認:
- 証券会社からのメール通知(取引確認、パスワード変更通知など)を注意深く確認する習慣をつけましょう。
- 不審なメールを受け取った場合は、リンクをクリックせず、公式サイトに直接アクセスして確認しましょう。
- 公式アプリの利用:
- ブラウザからのアクセスだけでなく、SBI証券の公式アプリを利用することで、より安全にアカウント状況を確認できます。
- アプリは必ず公式のアプリストアからダウンロードしましょう。
総合的なセキュリティ対策の実践
オンライン証券口座を守るためには、パスワード変更だけでなく、総合的なセキュリティ対策が必要です。以下の対策を組み合わせることで、多層防御のセキュリティを構築できます。
実践すべき総合的なセキュリティ対策:
- 強固なパスワードの使用:
- 前述したように、16文字以上で大文字、小文字、数字、記号を含む複雑なパスワードを使用しましょう。
- SBI証券のログインパスワードと取引パスワードは異なるものを設定しましょう。
- 二段階認証の活用:
- SBI証券の「出金時の二要素認証サービス」を必ず設定しましょう。
- できれば口座へのログイン時も二段階認証を適用できる設定があれば活用しましょう。
- パスワードマネージャーの利用:
- 1Passwordなどのパスワードマネージャーを使って、強力なパスワードを安全に管理しましょう。
- 異なるサービスごとに個別のパスワードを設定しましょう。
- デバイスセキュリティの確保:
- PCやスマートフォンのOSとアプリを常に最新の状態に保ちましょう。
- 信頼できるセキュリティソフトを導入し、定期的にスキャンを実行しましょう。
- 公共Wi-Fiでの証券取引は避け、VPNを使用するか、モバイルデータ通信を利用しましょう。
- フィッシング詐欺への警戒:
- メールや通知のURLをクリックする前に、送信元アドレスを確認しましょう。
- 不審なメールは開かずに削除し、心配な場合は公式サイトに直接アクセスして確認しましょう。
- SBI証券の正規ドメイン(sbisec.co.jp)以外のリンクには注意しましょう。
安心して投資を続けるためのセキュリティ意識
最後に、長期的に安心して投資を続けるためのセキュリティ意識について考えてみましょう。
継続的なセキュリティ意識の維持:
- 情報収集の習慣化:
- SBI証券の公式サイトやSNSでの最新のセキュリティ情報や注意喚起を定期的にチェックしましょう。
- セキュリティ関連のニュースや最新のフィッシング詐欺手法について情報を収集しましょう。
- 定期的なセキュリティ見直し:
- 四半期に一度など定期的にセキュリティ対策を見直し、必要に応じて強化しましょう。
- パスワード変更、二段階認証の確認、登録メールアドレスの確認などを定期的に行いましょう。
- 家族や信頼できる人との共有:
- 万が一の事態に備えて、証券口座の存在や緊急時の連絡先を家族や信頼できる人と共有しておくことも検討しましょう。
- ただし、パスワードなどの認証情報は共有せず、緊急アクセス機能などを利用しましょう。
- バランス感覚を持つ:
- セキュリティ対策は重要ですが、過度に不安になりすぎないようにしましょう。
- 適切な対策を講じたうえで、投資活動を楽しむことが大切です。
今回紹介した対策を実践することで、フィッシング詐欺などの脅威からあなたの大切な資産を守ることができます。セキュリティは一度設定して終わりではなく、継続的な意識と習慣が重要です。
資産形成は長期的な取り組みです。その道のりを安心して歩むために、日々のセキュリティ対策を怠らないようにしましょう。あなたの資産を守るための投資は、最も高いリターンをもたらす投資の一つかもしれません。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。
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