「最近、投資を始めたけど証券口座のセキュリティって大丈夫かな…」 「ネットでなにか怪しいメールが増えてきたような…」 「楽天証券で不正アクセスがあるって聞いたけど、自分も危ないの?」
このような不安を感じたことはありませんか?投資を始めたばかりの方にとって、お金を増やす方法だけでなく、大切な資産を守ることも同じくらい重要です。
実は今、楽天証券をはじめとする証券会社の口座を狙ったフィッシング詐欺が急増しています。悪質な手口で口座にアクセスし、持ち株を売却して別の怪しい銘柄に投資させられるという被害も報告されています。
あなたが苦労して積み立ててきた投資資金や、大切な資産が一瞬にして失われるかもしれないのです。
しかし、心配しないでください。適切な対策を講じれば、こうした脅威から自分の資産を守ることができます。この記事では、実際に起きている楽天証券での事例を参考に、あなたの大切な資産を守るための具体的な対策方法をご紹介します。
はじめに結論:あなたの資産を守るには二段階認証の設定が必須
結論から先にお伝えします。あなたの証券口座と大切な資産を守るために、今すぐやるべきことは「二段階認証(ログイン追加認証)」の設定です。
二段階認証とは何でしょうか?簡単に言えば、あなたの口座にログインするときに、IDとパスワードだけでなく、もう一つ別の認証手段(スマートフォンのアプリや SMS など)を使って本人確認を行う仕組みです。これにより、たとえパスワードが漏れてしまっても、第三者があなたの口座に不正アクセスするリスクを大幅に減らすことができます。
楽天証券も緊急のお知らせとして、この二段階認証の設定を強く推奨しています。実は2025年3月21日、楽天証券から多くの利用者に対して、フィッシング詐欺への注意を促す緊急メールが配信されました。このメールでは、「ログイン追加認証サービス」の設定を直ちに行うよう呼びかけています。
これは単なる注意喚起ではなく、実際に被害が広がっているからこその緊急対応なのです。
投資初心者の方にとって、セキュリティ設定は難しく感じるかもしれませんが、実は10分もあれば完了する簡単な作業です。この記事を読み終えた後、すぐに設定することをお勧めします。
あなたが将来のために投資するお金や、すでに保有している株式・投資信託を守るためにも、セキュリティ対策は後回しにできないものです。なぜなら、一度被害に遭ってしまうと、取り戻すのは非常に困難だからです。
理由:急増する証券会社を狙ったフィッシング詐欺の実態
なぜ今、こうしたセキュリティ対策が重要なのでしょうか。その背景には、証券会社を狙ったフィッシング詐欺の急増があります。詳しく見ていきましょう。
2025年3月21日に発生している楽天証券関連の不正アクセス事例
2025年3月21日、楽天証券の利用者の間で不正アクセスの被害が報告され始めました。SNSやネット掲示板では、「突然、持ち株が全て売却されていた」「知らない間に中国株が購入されていた」という声が相次いでいます。
この事態を重く見た楽天証券は、同日夕方に全利用者向けに緊急のメール通知を発信。フィッシング詐欺による不正アクセスの可能性が高いとして、すぐさま対策を講じるよう呼びかけました。

私自身も楽天証券の口座を持っており、このメールを受け取りましたが、件名に「【緊急・重要】」と書かれていることからも、事態の深刻さが伝わってきます。
フィッシング詐欺の手口と被害パターン
フィッシング詐欺とは、正規の企業やサービスになりすまして、メールやSMSを送り、偽のウェブサイトに誘導してIDやパスワードなどの個人情報を盗み取る手法です。
楽天証券を装った典型的なフィッシング詐欺の流れは次のようになります

- 「アカウント確認が必要です」「セキュリティ上の問題が発生しました」などの不安をあおるメールが届く
- メール内のリンクをクリックすると、本物そっくりの偽サイトに誘導される
- そこでIDとパスワード、さらには取引暗証番号までも入力させられる
- 入力した情報は全て詐欺師に筒抜けとなり、不正アクセスの準備が整う
- 詐欺師はあなたの口座に侵入し、持ち株を売却して、追跡が難しい海外株(特に中国株)を購入する
一度この被害に遭うと、売却されてしまった株式を取り戻すのは非常に困難です。また、不正購入された銘柄は値下がりするリスクも高く、二重の被害を被ることになります。
なぜ今、証券口座が狙われているのか
証券口座が狙われる理由はシンプルです。そこには「現金」があるからです。
特に最近は、投資ブームもあって証券口座を開設する初心者が増加しています。こうした方々は、セキュリティに対する知識や意識が十分でない場合が多く、詐欺の標的になりやすいのです。
また、銀行口座と比べて証券口座は、不正アクセスされてもすぐに気づきにくいという特徴があります。毎日口座を確認する人ばかりではないため、被害の発見が遅れ、その間に詐欺師は十分な時間をかけて不正な取引を行うことができるのです。
さらに重要なのは、多くの投資家が証券口座と銀行口座を連携させていることです。証券口座が乗っ取られると、連動している銀行口座からも資金が引き出される可能性があります。
つまり、今の状況は「より多くの初心者投資家が参入している」「証券口座には大きな金額が入っている」「被害に気づきにくい」という詐欺師にとって絶好の条件が揃っているのです。
具体例:楽天証券の事例から学ぶセキュリティ対策
実際に起きている事例を詳しく見ながら、具体的な対策方法を学んでいきましょう。
楽天証券からの公式警告メールを読み解く
3月21日に楽天証券から送られた警告メールには、重要な情報が詰まっています。メールの内容を簡単に要約すると:
- 楽天証券を装った偽サイトによってログインIDやパスワードが盗用される事案が多発している
- 直ちに「ログイン追加認証サービス」の設定をすることが推奨されている
- ログイン直後に取引暗証番号の入力を求めるのは、正規の楽天証券では行わないこと
特に注目すべきは「ログイン直後に取引暗証番号の入力を求めることはない」という点です。これは詐欺サイトを見分けるための重要な手がかりになります。もしログイン後すぐに取引暗証番号の入力画面が表示されたら、それは偽サイトである可能性が高いので、すぐにブラウザを閉じるべきです。
このメールは正規の楽天証券(service@rakuten-sec.co.jp)から送られていますが、フィッシングメールは差出人のアドレスを偽装することも可能です。メール内のリンクをクリックする前に、必ずURLを確認する習慣をつけましょう。
不正アクセスの典型的な流れ(持ち株全売却→謎の中国株購入)
楽天証券で報告されている不正アクセスの典型的なパターンは次のようなものです:
- 被害者の証券口座に不正ログイン
- 保有していた国内株式や投資信託などを全て売却
- その売却金で、流動性の低い中国株(特に新興市場の小型株)を購入
- 購入した中国株は、その後大幅に値下がりするケースが多い
なぜ中国株が購入されるのか?それは追跡が難しく、国を跨いだ捜査になるため、犯人の特定が困難になるためと言われています。また、詐欺グループが事前に仕込んだ銘柄を購入させることで、株価操作(いわゆる「パンプ・アンド・ダンプ」)を行っている可能性もあります。
この手口は非常に巧妙で、気づいたときには資産の大半が失われているケースもあります。特に投資初心者の方は、毎日口座をチェックする習慣がない場合も多いため、被害が拡大しやすいのです。
二段階認証の設定方法(図解付き)
では、具体的な対策として、楽天証券での二段階認証(ログイン追加認証)の設定方法を説明します。
マイメニュー→セキュリティ設定→ログイン追加認証
1. まず楽天証券の公式サイト(https://www.rakuten-sec.co.jp/)にアクセスし、通常通りログインします

2. 画面右上の「マイメニュー」をクリック

3. 表示されるメニューから「セキュリティ設定」を選択

4. 「ログイン追加認証」の項目をクリック

5. 認証コードを送信する

6. 画面の指示に従って設定を完了させる
最終的にログイン追加認証の設定状況が「利用する」になっていればOKです。

設定完了後は、次回のログインから二段階認証が有効になります。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、資産を守るための小さな手間と考えてください。
パスワード管理の重要性とパスワードマネージャーの活用法
二段階認証と合わせて重要なのが、強固なパスワードの設定です。しかし、複雑なパスワードは覚えにくいという問題があります。そこで役立つのがパスワードマネージャーです。
1Passwordの基本的な使い方と設定のポイント
1Passwordは、多数のパスワードを安全に管理できるツールです。基本的な使い方は以下の通りです:
- 1Passwordのアカウントを作成し、強固なマスターパスワードを設定
- ブラウザ拡張機能をインストール
- 各サイトのログイン情報を登録
- ログイン時には1Passwordが自動的に情報を入力
1Passwordのメリットは:
- 異なるサイトごとに複雑で一意のパスワードを使用できる
- パスワードを記憶する必要がない
- 自動生成機能で強固なパスワードを簡単に作成できる
- 指紋認証などで素早くアクセスできる
パスワードマネージャーを使用すれば、「123456」や「password」といった簡単に推測されるパスワードや、複数のサイトで同じパスワードを使いまわすといった危険な習慣から脱却できます。
特に証券口座などの重要なサービスでは、少なくとも16文字以上の、英大文字・小文字・数字・記号を混ぜた複雑なパスワードを使用することをお勧めします。パスワードマネージャーを使えば、こうした複雑なパスワードも簡単に管理できます。
詳細は以下の記事も参考にしてください。(外部サイトに飛びます)
まとめ:今すぐできる3つのセキュリティ対策
ここまで、楽天証券のフィッシング詐欺事例と対策について詳しく見てきました。あなたの大切な資産を守るために、今すぐ実行すべき3つのポイントをまとめます。
- 二段階認証を必ず設定する
この記事を読んだ後、まず最初に行ってほしいのが二段階認証の設定です。楽天証券のマイメニュー→セキュリティ設定→ログイン追加認証から簡単に設定できます。 - 強固なパスワードを使用する
パスワードマネージャーを活用して、証券口座には特に複雑なパスワードを設定しましょう。理想的には20文字以上で、英大文字・小文字・数字・記号を含む、推測困難なものが望ましいです。また、他のサービスとパスワードを共有しないことも重要です。 - 不審なメールのリンクは決してクリックしない
証券会社からのメールでも、リンクをクリックする前に、送信元アドレスやURLを必ず確認しましょう。少しでも怪しいと感じたら、メール内のリンクは使わず、直接ブラウザにURLを入力するか、お気に入りから正規のサイトにアクセスしてください。また、ログイン後すぐに取引暗証番号の入力を求める画面が出たら、それはフィッシングサイトの可能性が高いです。
投資を始めたばかりの方にとって、銘柄選びや投資戦略も大切ですが、それ以上に重要なのは「すでに持っている資産を守ること」です。いくら良い投資をしても、不正アクセスですべて失ってしまっては元も子もありません。
セキュリティ対策は面倒に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、その後の手間はわずかです。そして、その小さな手間があなたの大切な資産を守る強固な盾となります。
資産形成の第一歩は、「お金を増やすこと」ではなく「お金を失わないこと」から始まります。今日、この記事を読んだあなたが、すぐに行動を起こして自分の資産を守るための一歩を踏み出すことを願っています。
あなたの安全な投資生活のために、ぜひこれらの対策を実行してください。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。
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