【毎月 VS 毎日】投資信託の積立、どっちがいいの?

投資知識

「投資信託の積立、毎日がいいの?それとも毎月がいいの?」

「毎日積立の方が分散効果が高そうだけど、本当かな?」

「せっかく始めるなら、最適な方法で始めたい!」

投資を始めようと思った時、誰もが悩むのが積立の頻度です。私も投資を始めた2018年、同じように悩んでいました。当時は投資のことを全く知らず、株価が上がるタイミングや下がるタイミングを予想して、それに合わせて投資をしなければいけないのではないかと思い込んでいました。

今回は、そんな初めての投資に不安を感じている方に向けて、毎日積立と毎月積立のどちらを選べばいいのか、実体験を交えながら解説していきます。

はじめに結論:どちらを選んでも大きな違いはありません

結論から申し上げると、毎日積立でも毎月積立でも、長期的な投資成果に大きな違いはありません。

その理由は主に2つあります:

  1. インデックス投資は長期的な視点が重要
  2. 積立投資の真の価値は「継続性」にある

なぜ違いが小さいのか?

株式市場は日々上下を繰り返していますが、長期的に見ると右肩上がりになる傾向があります。これは世界経済が発展し続けているためです。例えば、20年前にはなかったスマートフォンが今では当たり前になっているように、技術革新により私たちの生活は豊かになり続けています。

このような長期的な経済成長の恩恵を受けるためには、「コツコツ投資を継続できること」が最も重要なのです。

ドルコスト平均法について

分かりやすく説明すると?

ドルコスト平均法は、定額を定期的に投資する方法です。例えるなら、旬の果物の買い方に似ています。

果物の価格は季節によって変動します。もし旬を外れた時期に果物を買おうとすると、高い時期に買ってしまうリスクがあります。でも毎月一定量ずつ買えば、高い時期も安い時期も平均的な価格で購入できますよね。

投資も同じです。毎回同じ金額で購入することで、自然と「高い時は少なく、安い時は多く」買うことになります。

時間分散のメリット

投資におけるリスクを減らすには、2つの分散方法があります:

  1. 資産の分散(複数の商品に投資する)
  2. 時間の分散(投資のタイミングを分散する)

ドルコスト平均法は、この「時間の分散」を自動的に行ってくれる方法なのです。

毎日積立と毎月積立の特徴

それぞれのメリット・デメリット

毎日積立のメリット:

  • より細かく時間分散できる
  • 株価変動のチャンスを逃さない

毎日積立のデメリット:

  • クレジットカード積立では選択できない
  • 心理的に相場を気にしすぎてしまう可能性がある

毎月積立のメリット:

  • クレジットカード積立が利用可能
  • 管理がシンプル
  • 相場を気にしすぎなくて済む

毎月積立のデメリット:

  • 時間分散の効果が毎日積立より小さい

実際に計算してみると

15年間毎日500円ずつを投資してみると以下の結果になります。

15年間毎月投資をしてみると以下の結果になります

全世界株式で見てみると、毎日:165.25%、毎月:165.17%のため、その差は0.1%もないことが分かります。このことからも毎日と毎月ではどちらでも問題ないことが分かります。

クレジットカード積立の注意点

私は現在、楽天証券、SBI証券、マネックス証券でクレジットカード積立を利用していますが、これらの証券会社では毎日積立に対応していません。クレジットカード積立を利用する場合は、毎月積立のみの対応となります。

実体験から:私が毎月積立を選んだ理由

私がつみたてNISAを始めた2018年当時、株価が上がるタイミング、下がるタイミングを予想して投資しなければいけないと考えていました。しかし、投資について学んでいくうちに、以下のことに気づきました:

  1. 素人が短期的な株価変動を予測するのは極めて困難
  2. インデックス投資は長期的に右肩上がりになる可能性が高い
  3. 投資を続けるためには、シンプルな方法を選ぶことが重要

この気づきから、私は「毎月積立」を選択しました。特に重視したのは「続けられること」です。毎日の株価を気にせず、粛々と積立を続けられる方法として、毎月積立が自分に合っていると判断したのです。

まとめ:投資で最も大切なのは「続けられること」

投資信託の積立において、毎日か毎月かという選択は、実はそれほど重要ではありません。もちろん、理論上は毎日積立の方が時間分散の効果は大きくなります。しかし、その差はわずかです。

むしろ重要なのは、あなたが無理なく続けられる方法を選ぶことです。投資は長期的な取り組みです。例えば、こんな質問を自分に投げかけてみてください:

  • 毎日の株価を気にせず、淡々と続けられる方法はどちらか?
  • 支払い管理の面で、どちらが自分に合っているか?
  • クレジットカード積立を利用したいか?

これらの質問に正直に答えることで、自分に合った積立方法が見えてくるはずです。

最後に補足ですが、「年初一括投資と毎月積立、どちらが有利か?」という別の論点もあります。こちらについては、以下の記事で紹介しています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。

ロキ
ロキ

ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。

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