BloombergからS&P500の上昇が終わったのでは?というニュースがありました。
このようなニュースがあると「株価の上昇が鈍化するかもしれない。」「もう投資しない方が良いのでは?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、S&P500への投資に不安を感じている方に向けて、投資の本質的な考え方についてお話しします。
はじめに結論:長期投資なら、むしろチャンス
結論から申し上げますと、長期投資を行う投資家にとって、株価の調整局面はむしろ「良い買い場」となる可能性が高いのです。なぜなら、私たちが投資をする本当の目的は「数年後」や「数十年後」の資産形成であり、その時点での価値が重要だからです。
今回のニュースの内容
アメリカの株式が過去10年のようなパフォーマンスを発揮するのは難しいだろうという内容です。
過去S&P500は10年間で13%、長期平均で11%もの成長率となっていました。
10年前に100万円を投資していたら、現在は約360万円になっているということです。
でも、こんな成長率は長くは続かず、今後10年間は約3%程度の成長率になるのではないかと言うのが今回の記事の内容です。
先ほどと同じように100万円を投資して10年間そのままにしていたら、現在は約130万円になっているということです。13%と比べると約200万円も差があります。
あまり上がらない、もしくは下がる可能性があっても投資はするべきなのか考えていきたいと思います。
なぜ株価の下落を恐れる必要がないのか
投資の目的を思い出す
投資を始めた理由は何でしょうか?多くの方は、以下のような目的を持っているはずです。
- 老後の資金づくり
- 将来の選択肢を増やすため
- より良い生活のため
これらの目的に共通するのは、「長期的な視点」です。つまり、今日明日の株価変動は、本来の目的からすれば、それほど重要ではありません。
人類の成長力を信じる
私自身、2018年から投資を始めた際に、様々な市場の変動を経験してきました。その中で学んだ重要な考え方は
- 世界は長期的に発展し続けている
- 技術革新により、同じ価格でより良い製品が買えるようになっている
- インフレにより、預金だけでは資産価値が目減りする
これらの事実は、株式投資が長期的には報われる理由となっています。
下落は「買いのチャンス」
株価が下がることは、実は長期投資家にとって良いニュースとも言えます。なぜなら
- 同じ投資金額でより多くの株式を購入できる
- 積立投資であれば、平均取得単価を下げることができる
- 将来の上昇時により大きなリターンが期待できる
投資で陥りやすい心理的な罠
私自身、市場の急落時には「この下落はずっと続くのではないか」「一時的に現金化した方が良いのではないか」という不安を感じた経験があります。しかし、そのような時こそ、以下のポイントを意識することが重要です。
・「なぜ投資をしているのか」という原点に立ち返る
・この下落が「人類の成長が永遠に止まるほどの事態なのか」を考える
・長期的な視点で見れば、下落は「良い買い場」になる可能性が高い
具体的な対応方法
情報との付き合い方
投資に関する情報は玉石混交です。私自身、以下のような基準で情報を選別しています。
ベンチマークとの比較
- 全世界株式やS&P500の過去の平均的な成長率(年5-7%程度)
- 著名投資家の運用実績(例:バフェット氏の年間20%程度)
リスクとリターンのバランスを重視
- 極端に高いリターンを謳う情報は要注意
- リスクの説明が不十分な情報も避ける
投資で得られる本当の価値
投資は単なる数字の増減ではありません。私の経験では、投資によって得られた余裕は、より良い生活の選択肢を広げてくれました。例えば
・時間を節約できる家電への投資(乾燥機能付き洗濯機、食洗機など)
・より効率的な生活スタイルの実現
・将来の選択肢を狭めない金銭的な余裕
まとめ:投資は生活を豊かにするための手段
S&P500の今後の動向に不安を感じるのは自然なことです。しかし、長期投資の本質は、数か月や1年の値動きではありません。それは、将来の自分や家族により良い選択肢を提供するための手段なのです。
市場の調整局面は、むしろ着実に投資を続けるチャンスと捉え、本来の投資目的に立ち返って冷静な判断をすることが重要です。
最後に
この記事が、投資に不安を感じている方の参考になれば幸いです。投資の世界は日々変化していますが、基本的な原則は変わりません。長期的な視点を持ち、着実に積み立てていくことが、将来の選択肢を広げる近道となるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。
ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。
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