【新NISA】他の人はどれくらいやっている?年代別実績公開!!

投資知識

今回は、多くの方が気になっている新NISAについて、特に「他の人はどれくらい利用しているのか」というテーマでお話しします。

はじめに

新NISAが始まってから半年が経ちました。「周りの人はどのくらい利用しているんだろう?」「自分も始めた方がいいのかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

新NISAは、老後の資金作りや将来の経済的安定のために重要なツールとして注目されています。しかし、「投資は難しそう」「リスクが怖い」という理由で、まだ踏み出せていない方も多いのが現状です。

ロキの友人からも「NISAを始めたいけど、何からしてよいのかわからない」「他の人がどれくらいやっているのかを参考にして自分の購入金額を決めたい」という相談がありました。

そこで今回は、実際のデータを基に、新NISAの利用状況を年代別に見ていきます。他の人々の利用状況を知ることで、投資への第一歩を踏み出すきっかけになればと思います。

新NISAって何?簡単解説

新NISAは、2024年1月から始まった新しい少額投資非課税制度です。以前のNISAと比べて、より長期の資産形成を支援する制度となっています。

主な特徴は以下の通りです。

運用益が非課税

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。

一方で、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になります。

出典:金融庁

非課税保有期間が無期限

非課税保有期間はつみたてNISAでは20年間、一般NISAでは5年間でしたが、
2024年からのNISAでは無期限となりました。
そのため、非課税保有期間を気にすることなく、さらに長期投資を行いやすくなりました。

制度(口座開設期間)が恒久化

2024年1月から始まったNISA制度は恒久化されました。
2023年までのNISAは時限的な制度でしたが、2024年からのNISAは恒久的な制度になったため、より長期的な視点で資産形成に取り組めるようになりました。

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

2024年からのNISAでは、つみたてNISAがつみたて投資枠に、一般NISAが成長投資枠に引き継がれ、併用が可能になりました。
例えば、つみたて投資枠で積立投資を継続しながら、成長投資枠で個別銘柄に一括投資することも可能になりました。

出典:金融庁

年間投資枠が拡大!(最大で年間360万円に)

2024年からのNISAでは、つみたて投資枠がつみたてNISAの3倍の年間120万円、成長投資枠が一般NISAの2倍の年間240万円に拡大され、併用により合計で年間360万円まで拡大しました。

非課税保有限度額(総枠)が新設(最大1,800万円)

2024年からのNISAでは、生涯を通じての非課税保有限度額が新たに設けられ、1,800万円が上限となりました。
上限は1,800万円ですが、成長投資枠はそのうち1,200万円が上限となります。また、2023年までのNISAでの保有額は、2024年からのNISAの非課税保有限度額(総枠)の1,800万円の外枠で管理されます。

非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能

2024年からのNISAでは、商品を売却した場合、翌年以降売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用が可能になります。

出典:金融庁

みんなの投資事情

それでは、実際のデータを見ながら、みんながどのように新NISAを利用しているのか、詳しく見ていきましょう。

年代別の口座開設状況

まずは、2024年6月までの口座数の全人口に占める割合を見てみましょう。

年代別の口座開設状況
  • 20代:18%
  • 30代:25.65%
  • 40代:20.20%
  • 50代:17.14%
  • 60代:13.25%
  • 70代:10.10%
  • 80代:8.05%

30代の利用率が最も高く、約4人に1人の割合でNISAを始めていることがわかります。

次いで40代、20代は約5人に一人の割合と続いています。若い世代ほど将来への備えを意識し始めていることがわかりますね。

年代別の買付額

次に、今年半年間での一人当たりの買付額(投資額)を見てみましょう。

年代別の買付額
  • 20代:252,374円
  • 30代:441,913円
  • 40代:513,476円
  • 50代:562,339円
  • 60代:675,085円
  • 70代:608,530円
  • 80代:384,224円

年齢が上がるにつれて買付額が増える傾向にあります。これは、年齢とともに収入が増えることや、老後への危機感が高まることが要因として考えられます。

月間の買付額

最後に、1ヶ月あたりの買付額を見てみましょう。

見出し
  • 20代:30,410円
  • 30代:42,062円
  • 40代:73,652円
  • 50代:85,579円
  • 60代:93,723円
  • 70代:112,514円
  • 80代:64,037円

20代や30代でも、月に3万円から4万円程度は投資に回していることがわかります。これは、毎日のコーヒー1杯分を投資に回すくらいの感覚かもしれません。

この金額には年初一括投資をしている金額も含まれているので、今年一年の実績で見るとこの金額より少し減るだろうとロキは考えています。

覚えておきたいこと

これらのデータから、以下のことを覚えておくと良いでしょう。

  1. 若い世代ほど新NISAへの関心が高く、口座開設率が高い傾向にあります。
  2. 投資額は年齢とともに増加する傾向にありますが、20代、30代でも着実に投資を始めています。
  3. 月々の投資額は、年代によって大きく異なりますが、少額から始めている人も多いです。
  4. 投資は特別なことではなく、多くの人が自分の将来のために取り組んでいる身近な活動です。
  5. 年齢や収入に関わらず、自分のペースで始められるのが新NISAの魅力です。

はじめの一歩

新NISAを始めてみたいと思った方に、おすすめの始め方をご紹介します。

早めの開始がおすすめ

データを見ると、20代、30代から始めている人が多いことがわかります。複利の効果を考えると、早く始めるほど有利です。

無理のない金額から

月々3万円程度から始めている人も多いようです。自分の生活に無理のない範囲で始めることが大切です。

継続は力なり

一度に大きな金額を投資するのではなく、毎月コツコツ積み立てていく方法が人気です。これなら、市場の変動にも対応しやすいでしょう。

学びながら進める

投資信託やETFなど、初心者にも取り組みやすい商品から始めるのもいいでしょう。徐々に知識を深めながら、自分に合った投資スタイルを見つけていくことをおすすめします。

長期的な視点を持つ

新NISAは老後の資金作りに適した制度です。短期的な損益にとらわれすぎず、長期的な視点で取り組むことが大切です。

最後に

投資は決して難しいものではありません。今回のデータを見て、「自分も始められそう」と感じた方も多いのではないでしょうか。まずは小さな一歩から、将来の自分のために投資を始めてみませんか?

このブログでは引き続き投資初心者のあなたに向けて、わかりやすく実践的な情報を定期的に配信していきます。ブログのシェアやコメントお待ちしております。

ロキ
ロキ

ではまた、次の記事でお会いしましょう。ロキでした。

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