はじめに
政府は2024年9月13日に高齢社会対策大綱を閣議決定しました。この高齢社会対策大綱の中で、高齢者の就業率を高める方針を決めました。
つまり、今までは
「高齢者はみんなで支えよう」
これからは
「働ける高齢者は自分で働いて稼いでね」
になるということです。
この流れを受けて私たちが何をしたら良いか解説していきます。
高齢者の就業率向上とは?
まず、「高齢者の就業率向上」という現象について簡単に説明しましょう。
近年、日本では65歳以上の高齢者の就業率が増加傾向にあります。これには以下のような要因があります。
- 健康寿命の延伸:高齢者の方々がより長く健康でいられるようになりました。
- 年金支給開始年齢の引き上げ:年金をもらい始める年齢が徐々に上がっています。
- 労働力不足:少子化により、働き手が不足しています。
- 高齢者の就労意欲の高まり:多くの高齢者の方々が、働きたいと考えています。
さらに、政府が高齢者の就業率を向上させようというのが、今回のニュースです。
2029年に
- 60代前半の就業率を79%
- 60代後半の就業率を57%
を目標にする。
ということです。
これは2023年と比べて5%もアップしている数値になります。
今後の流れは?
今後も同様の流れは続くと思われます。
つまり、
- 引き続き健康寿命は長くなります
- 引き続き高齢者の人口は多くなります
- 引き続き若者の人口は多くなりません
このような状態のなかで、政府がやることも一緒です。
- 引き続き高齢者には働いてもらおう
- 年金支給開始年齢をもっと上げよう
- 働ける高齢者には自分自身で支えてもらおう
将来的な流れとして、「払った保険料」に対して、「得られる保障」は今より少なくなっていく可能性が高いです。
私達が取れる選択肢は2つ
このような世の中で私達が取れる選択肢は大きく2つです。
- 政府に意見を伝えて、流れが変わるのを待つ
- 自分のできる範囲で、将来を良くする
筆者のおすすめは「自分のできる範囲で、将来を良くする」です。
政府に意見を伝えて、流れが変わるのを待っていてもいつ良くなるのか、本当に良くなるのか分かりません。自分の将来は自分で築いていくのが良いと思います。
自分年金を作ろう
自分でできる将来を良くする方法でおすすめは、お金の勉強をして投資することです。
ここで言う「投資」は、ギャンブルのようなハイリスクなものではありません。長期的な視点で、安全性を重視しながら資産を増やしていく方法を指します。
まずは以下のような基本的なステップから始めてみましょう。
- 家計簿をつけて、収支を把握する
- 無駄な支出を見直し、節約できるところを見つける
- 貯金の習慣をつける
- 金融や投資の基礎知識を学ぶ
- 少額から投資信託を始めてみる
お金の勉強をすることにより今の支出を最適化し、投資をすることにより将来の生活を良くしていきましょう。
自分自身で生活できるようになれば、政府が高齢者の就業率を上げようとしても、自分は働かないという選択肢を取ることができます。
このブログでは引き続きお金の知識が増えるような発信を続けていきます。初心者の方でも理解しやすいように、基礎から丁寧に説明していきます。
ではまた、いつか。ロキでした。
コメント