【書籍紹介】汝のガチョウを殺すなかれ

書籍紹介

イソップ童話に出てくる金の卵を産むガチョウの話がマネーという名の犬-12歳からの「お金」入門の一節に載っていましたので紹介したいと思います。

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お金持ちになりたい人が絶対に聞くべきお話だと思います。お金の使い方の考え方にもつながりますので、参考にしていただければ幸いです。

金の卵を産むガチョウ

昔あるところに若い農夫がいた。彼はいつものように、朝食用の卵を取りにガチョウの小屋へ行った。ところがこの日、巣の中で見つけたのは金の卵だった。

もちろんはじめは信じられなかった。誰かがいたずらをしたのかもしれない。念のために卵を金細工師のところへ持って行って見てもらったところ、卵はまさしく純金でできていることが分かった。農夫は卵を売って、盛大に祝いの酒盛りをした。

次の日の朝、いつもより早く小屋へ行くと、やっぱり、巣の中にはまた金の卵があった。そうしたことが数日続いた。だが、この農夫は強欲な男だった。彼はこのガチョウに不満を抱いた。というのも、ガチョウはどうやったら金の卵ができるのか彼に教えてくれなかったからだ。それがわかれば、自分で金の卵を産むことができるかもしれないのに。彼は怒りながらこうも考えた。この怠け者がせめて1日に2個、金の卵を産んでくれたら。彼にとっては全てがのんびりしすぎていた。怒りがどんどんつのってきて、ついに彼は小屋へ駆け込むと、ガチョウを真っ二つに切り裂いてしまった。それからは、彼には金の卵は1つも手に入らなかった。

旅行に行くためのお金だとしたら

このガチョウを旅行に行くために貯めたお金だとしたら、皆さんはどう考えるでしょう?

  1. 旅行に行くために貯めたお金だから使って当然!!全部旅行に使う
  2. 使うなんて問題外!!旅行に行くためのお金を投資に回して、配当や分配金が貯まるまで待つ
  3. 何事もバランスが大事!!大部分は投資に回して、一部使う用にする

1番の全部旅行に使う選択肢は一番早く旅行に行くことができます。ただし、2回目に行きたいと考えた時にはまたお金を貯めなければいけません。

2番は最終的にはお金が一番貯まるかもしれませんが、旅行に行くために貯めたお金を使えないので、一番時間がかかります。でも、2回目以降は一番早く旅行に行けるでしょう。

3番が本書でも勧めている方法で、バランスが一番よく、1番と2番の中間になります。でもバランスって難しいですよね。

その他の選択肢は?

ガチョウを殺してしまった若い農夫でしたが、他に選択肢はなかったのでしょうか。

  1. 金の卵を育ててみると?
  2. 金の卵を売らずにとっておくと?
  3. ガチョウを研究者に預けてみると?
  4. 監視カメラを付けてみると?
  5. オスのガチョウを購入して、同じ小屋に入れてみると?
  6. ちょっと高い餌を与えてみると?

筆者が試しに考えてみたのが上記7つです。

1番はさらにガチョウを増やせないかと考えた結果です。金の卵から生まれたガチョウがさらに金の卵を産むという未来があるかもしれません。

2番は金の卵を売らずにとっておけば、金の価値がもっと上がるかもしれないという考えです。備えあれば憂いなしですが、価値が上がるかどうかは分かりません。

3番は素人が手を出さずに研究者に預けてみれば何かわかったかもしれません。結局殺してしまうことにはなるかもしれませんが、得意な人に任せてみようという考え方です。

4番は少しずるいかもしれませんが、文明の利器に頼るという考え方です。イソップ童話が元なので、これは少しずるいですかね?

5番と6番はプレゼントをあげることで、良い気分になって金の卵を増やしてくれないかなという考えです。金の卵を売ったお金の一部を還元しても、損はしないですよね。

金の卵を産むガチョウのまとめ

金の卵を産むガチョウのお話でしたがいかがでしたでしょうか。

  • ガチョウがお金だったら
  • 自分が農夫の立場だったら

色々と考えさせられるお話でしたが、皆さんはどのように行動するでしょうか。是非考えてみてください。

このお話が面白かったと思われる方はマネーという名の犬-12歳からの「お金」入門を読んでみてはいかがでしょうか。

本書では収入に対して長期・中期・短期で割合を決めることをお勧めしています。長期は投資・貯蓄用に、中期は旅行やパソコン購入などの目標に使う用に、短期はすぐに使えるようにバランスを考えてみるのはいかがでしょうか。

ではまたいつか。

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